四季のみどころ

暖かい口熊野・田辺の海から、山深く冬には雪景色になる地まで-
四季折々にさまざまな顔を見せる熊野。どの季節にもそれぞれの魅力がある。


春

 当地に春を告げるのは、2月上旬から咲き始める梅の花。梅干は田辺名産でもあり、「紀州田辺梅林」では一面に咲く梅の花を眺めることができる。

 そして、熊野の山の魅力は美しい新緑。熊野の山を上へ上へと鮮やかな緑が染めていく。
 また、玉置神社では初午祭、熊野本宮大社では例大祭が行われ、熊野の地に春が訪れる。

 5月にはいれば、標高の高い龍神村の護摩壇山周辺では「石楠花(しゃくなげ)」の花が咲き誇る。十津川村の「21世紀の森(紀伊半島森林植物公園)」でも、4月には山桜が、中頃から5月中頃までは、世界中から集めた約120種類1万本の石楠花が身頃を迎える。

 蛍の光が、熊野の夏を告げる。6月から梅雨の時期を中心に蛍が山間の清流沿いで光を放つ。
 山間で宿泊すれば、宿で見所を聞いてみよう。条件が良ければ、暗闇に乱舞する蛍が見られる。
 田辺では海水浴場が、山間部では多くのキャンプ場が賑わう。夏ならでは、美しい水と触れ合いたい。
 田辺では、「田辺祭」が7月24日・25日の2日間にわたって繰り広げられる。400年余の歴史をもつ紀南地方最大の祭礼。
 また、熊野本宮大社では「八咫の火祭り」、中辺路では「清姫祭」が行われ、夏の夜を炎で照らす。
 十津川村では、8月13日~15日まで小原・武蔵・西川地区で国指定の重要無形民俗文化財「十津川の大踊り」が行なわれる。


秋

 龍神村の護摩壇山系では10月下旬から紅葉が始まり、高野山から龍神村へと繋ぐ高野龍神スカイライン沿いでは美しい紅葉が見られる。

 各地では秋祭りが始まる。通りかかったら覗いてみよう。幟り、獅子舞、神輿、笛の音・・・なつかしい風景が繰り広げられる。
 十津川村の玉置神社では秋季大祭が行われ、祭礼と紅葉が楽しめる。
 10月下旬には世界遺産の「釈迦ケ岳」ではアケボノツツジが見ごろを迎える。

冬

 冬の魅力は、なんといっても温泉。川湯温泉では川原に大きな露天風呂「仙人風呂」がオープンする。
 十津川温泉郷、本宮温泉郷、龍神温泉など山間の温泉では凛とした冬の空気に、湯煙が立ち昇る。

 龍神村の護摩壇山系、十津川村の玉置山など標高の高いところでは、霧氷や樹氷が見られる。

 元旦には、熊野本宮大社や各地の神社は多くの参拝者が初詣に訪れる。
 十津川村の二津野ダム湖半では12月~3月頃、「おしどり」が飛来する。