めはりずし

「めはりずし」の由来

 熊野の名物として売られている「めはりずし」。おにぎりを高菜漬けの葉で包んだものである。
 そのルーツは山仕事や農作業の弁当として、携帯性に優れ、仕事の合間にでも簡単に食べられるよう工夫されたものと伝えられている。
 もともとは大きかったことから「目を張るほど口を大きく開ける」というのが「めはり」の名の由来とされている。(他にも「目を見張るほどおいしい」など諸説がある)

家庭の味

  材料の高菜(たかな)は、各家庭で栽培され、漬物として食べられてきたものである。
 中のおにぎりは、もともと麦飯だったようだが、現在は白米になっている。その白米も、白米のままであったり、酢飯であったり、少ししょうゆで味付けされていたり。また、中に入れる具もさまざまである。作り手によって違うため、いろいろなお店で食べてみたい。

熊野古道歩きのお弁当に

 熊野古道を歩くとき、お弁当に持つなら「めはりずし」をおすすめする。ウォークツアーで用意される「古道弁当」などには入っていることが多いが、道の駅などでも販売している。
 昔の人にならい、めはりずしを持って熊野の山を歩いてみよう。自然の中で食べれば、その名の由来は「目を見張るほどおいしい」であるとも思えてくる。