玉置神社

 紀伊半島中央の大峰山脈最南端・玉置山。その頂上近く、標高1,000mを超える地に鎮座する玉置神社は、熊野三山の奥の院といわれ、役の行者も空海も修行に立ち寄った聖地。

「神々が降り立った」と伝えられる霊峰玉置山からは、はるか太平洋と熊野の山並みを望み、境内には、樹齢3000年といわれる神代杉をはじめ杉の巨木がそびえ立つ。第十代崇神天皇の時代に王城火防鎮護と悪神退散のため、創建されたと伝えられています。本殿は高山の山中には珍しく豪壮な入母屋造りで、総欅材。 

 大峯山を根本中堂とした修験道の10番目の行場として、行者の往来も盛んである。


社務所社務所と襖絵

 『玉置神社社務所及び台所』が国の重要文化財に指定されており、「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして世界遺産に指定されている。
 社務所にある襖絵(杉の1枚板)も一見の価値がある。狩野派の狩野法橋・橘保春の筆による豪華な花鳥図は、多くの天皇や上皇などの参拝が行われ、廃仏毀釈までは7坊15寺を備えた修験道場として栄えた歴史を感じさせる。

玉石社玉石社

 境内から山頂に向けて少し上るとある「玉石社」。玉置神社の末社の一つで、三本の大木に囲まれて、神体の丸い石がある。

  神武天皇が神武東征のおりこの石の上に神宝を置いて勝利を祈ったと伝えられ、また、この社地は、昔、役の小角並びに空海が拝して、如意宝珠を埋めた所といわれ、丸い玉のような石が置かれてあるところから、玉置の名称が起こったとも伝えられる。

老巨杉群老巨杉群

 境内には樹齢3000年の神代杉をはじめ、常立杉・磐余杉・大杉などの巨杉群が見られ、奈良県の天然記念物に指定されている。


玉置神社と大峯奥駈道・周辺マップ